難関資格試験の受験によって得られたもっとも価値のあるものは、今振り返ると業務独占の資格ではありませんでした。
それは、「何をやっても1年あれば上達できる」という自信でした。
1年という時間は、客観的には、短い時間ととらえられているような気がします。
何かをするにあたり、1年しかないという言葉を聞けば割とネガティブな印象を受けるでしょう。
しかし、公認会計士や不動産鑑定士という国内最高峰の資格でも1年あれば合格できるのです。
公認会計士は文系国家資格の中で諸説ありますが2番目に難しいとも聞きます。
このような身に着けるのが非常に難しいとされる能力を、たった一年で身に着けることができたという経験を得ること・自信を得られることが資格試験で得た最も価値のあるものだと思います。
これは、何歳になっても新しい始めることを始めよう、年齢であきらめないという活力になります。
短期間で難関資格に合格した経験は、今更やっても遅い。とか、この年齢から始めてもしょうがない。というようなあきらめの感情を持つことが少なくなります。
だって1年あれば最高峰の国家資格にだって合格できるのだから。
年をとっても、どんな趣味だって1年後には相当うまくなっているだろうという自信が生まれます。(合格者は上位一割未満として、合格した自分なら、1年でかなりの腕前になるだろうという自信が持てます)
そしてこの気持ちを持つことでいつまでも活力のある人生を送れているのかなと思います。
最後に黒柳徹子さんの言葉を引用して終わります。
「私はピアノを始めたとき、いい年だったのよ。今から習ったてしょうがないわよって年。でもね、考えたの。今始めなかったら来年の今頃私はこう思うわ。去年始めていればピアノ歴一年だったのにって。そして十年たったらやっぱり十年前に始めていればよかったのにって思うかもしれないでしょ?だって十年続ければもう初心者じゃないわ。ピアノ歴十年って立派なキャリアよ?だから私は思うの。何事も始めようと思い立った時に遅すぎることはないの。その瞬間から始めればいいの。何年か後であの時始めればよかったって後悔するよりいいわ」
年を取った今、充実した人生のためには、この言葉の実践がとても大切だと思います。
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