【独学】中古教材を買って不動産鑑定士試験に合格する道のり

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こんにちは、不動産鑑定士のふくろうるです。

不動産鑑定士試験の講座はTACやLECが提供しているのみで、税理士試験や公認会計士試験のように、独学ができるレベルの教材が今はないのが実情かと思います。

一方、過去に講座を受講していたものの、数年たった今改めて受験しなおしたい。どうしても講座ではなく独学で勉強したい。という方もいるのではないかと思います。

ここでは独学の際の教材選びと勉強の負荷量、スケジュール感について記載します。

教材選び

過去教材を使う場合、まずは年度が大切です。

経済学はそれほど変更はありませんが、

  • 鑑定理論は2016年に鑑定評価基準が改正
  • 民法は2020年から改正民法が施行
  • 会計学は収益認識に関する会計基準の登場や、各会計基準も毎年のように一部改正

が行われており、比較的最新の教材を選ばなければ改正前のもので勉強してしまうことになりかねません。

一方、最新の教材でなくても、試験への出題確率から許容できるものもあると思います。

特に鑑定理論は2016年改正ですので、比較的古い教材でも十分使えることになります。

また、会計学は、一部新基準が出ていますが、その基準のみASBJのホームページから無料でダウンロードできますので、ご自身が使われる教材出版後の改定情報は容易に収集できます。

なお、会計学に関しては改定された最新論点が出題される確率もそれほど高くないと思われますので、2016年以降の教材であればそのまま使えてしまうのではないかと思います。

問題は民法で、こちらは100年ぶりの大改正であり、瑕疵担保責任のような不動産に関する重要論点も変わっていますので、これをケアする必要があります。

よって、教材選びとしては、

  • 2016年以降の教材を使う
  • 民法は改正民法対応の対応表などで、変更点はキャッチアップする

ということが必要です。

また、過去の予備校講座ではなく、本から独学で学びたい場合は、最低限

要説 不動産鑑定評価基準


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TAC行政法規テキスト


がテキストとして必要でしょう。

問題集はすべてTACから出ていますので、それらは必須です。


また、独学で勉強したい場合も、TACの答練に出ることは、必須と思ったほうがよいと思います。

なぜならば、TACの答練は、自分の順位を確かめるのに有用な他、この答練に出た論点はほとんどの受験生がきちんと勉強しているため、本番で類似問題が出た際には、やっていないと大きな差になります。

勉強の負荷量

多くの受験生が3時間(社会人)から15時間程度(専業のすごい人)の勉強をしているようです。

私の勉強時間は下記参照願います。

不動産鑑定士試験合格に必要な勉強時間(実例)
一人の受験生が勉強を始めてから合格するまでの全勉強時間を記録していました。月別勉強時間と合計の勉強時間を公開します。

人それぞれ勉強時間は大きな差がありますので、勉強時間の割合の目安と、先に手を付けるべき優先順位を記載しますと、

  • 鑑定理論(50%)
  • 民法(15%)
  • 行政法規(10%)
  • 鑑定演習(5%)
  • 経済学(10%)
  • 会計学(10%)

くらいの割合、優先順位になると思います。

もちろんこれまでのバックグラウンドや相性がありますので、テキストをみて理解が難しそうなものからやった方がよいと思います。

勉強のスケジュール感

勉強期間は皆さんの計画期間次第ですが、いつから問題集や答練などのアウトプットに入るかというのが一つの論点かと思います。

私は、インプットとアウトプットを分けるのではなく、インプットを行った直後に対応するアウトプットを行ってから次の単元に進むことをお勧めします。

この方法をとれば、アウトプットの練習をするときに内容を忘れていて自信を無くすということも少なくなりますし、アウトプットを意識した勉強もできるためお勧めです。

なお、答練の期間は、短答、論文ともに、3月くらいからの練習で間に合うと思います。

(1日5時間は勉強できる方の場合)

5時間の勉強時間が取れないという方も、上記を目安に調整いただくとよいと思います。

よって、独学の際のスケジュール感としては、

  • 1単元のインプット⇒アウトプット1サイクルとする
  • このサイクルが3週程度回るような期間で受験期間(答練前)を設定する
  • (単元数が全教科合計500単元であれば、500×3=1,500セットの勉強が必要になり、1日5セット進めるのであれば、受験期間は300日。ここでの1セットとは、テキストの1章分+1章分の問題集の消化を指します)
  • 上記サイクル終了後+短答2か月、論文3か月程度の答練実施期間を設ける(同時可)

というのが一つの流れかと思います。

その他勉強上の留意点などは過去記事をご参照いただければ幸いです。

不動産鑑定士試験の敷居が下がり、受験生が増え、魅力的な資格となることを願っています。

Twitterで質問も受け付けているので、お気軽にどうぞ!

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