【独学】どのくらいの費用と勉強時間で税理士試験(簿記論・財務諸表論)に合格できるか挑戦した話④(目標勉強時間の設定)

勉強・スキルアップ

最小限の投資で税理士試験2科目の合格を目指したシリーズ第4回です。

前回はこちら

【独学】どのくらいの費用と勉強時間で税理士試験(簿記論・財務諸表論)に合格できるか挑戦した話③(使用した教材、かかった費用)
最小限の投資で税理士試験2科目の合格を目指したシリーズ第3回です。前回はこちら今回は使用した教材かかった費用を紹介します。使用した教材使用教材を選ぶ際の基準としては以下の観点に留意し...
スポンサーリンク

5.勉強時間の目標

次に目標勉強時間をどのくらいにするかが問題となりました。

簿記論・財務諸表論の合格に必要な時間は、インターネットで調べるとそれぞれ450-500時間という記載が多く見受けられます。

ただ、この勉強時間というのは、スタート地点が示されていません。

簿記2級合格者が500時間なのか、1級合格者が500時間なのか、はたまた未経験から500時間のか全くわかりません。

そこで3つの考え方により目標を積算しました。

1つは最低限必要なラインはどの程度か概算する方法です。

概算する方法

  • 最初の1か月で試験の全範囲の基礎を習得する
  • 次の1か月で財務諸表論を合格レベルまでもっていく
  • 最後の1か月で簿記論を合格レベルまでもっていく

ということをスケジュール作成のベースとしました。

そのなかで、1日2時間の制約を考え、2時間×30日×3か月=180時間が勉強時間の一つの目安となるだろうと考えました。

また、試験本番前には、試験と同じ時間割で過去問演習を行いたいということから

2科目×2時間×2回=8時間

上記の回答解説で2時間として、計10時間

も追加し、合計190時間、バッファを含めると合計で200時間という目標がよいのではないかという結論に至りました。

次は自分の人件費です。

人件費投資から考える方法

東京都の最低賃金は約1,000円です。仮に200時間の勉強を行えば20万円のコストがかかっていることになります。

もし人件費が1時間5,000円の人なら100万円、10,000円の人なら200万円のコストがかかっているわけです。

もちろん、趣味で行う分には、細かいことを気にする必要はないと思いますが、多くの人は資格試験はある種投資として行っている面があると思います。

よって、この記事でもそこに触れたいと思います。

この観点から、この取り組みにかけるコストとしては、自分の人件費を勘案し、200時間が限界と判断しました。

参考リンク:投資の観点

資格試験で忘れてはいけない視点
メリハリ付けた受験勉強をするための考え方。

最後は事例をもとに満足度を勘案して決定する方法です。

類似事例をもとに満足度を勘案して決定する方法

事例をもとに考える方法最初に見ましたが、税理士試験の簿記論・財務諸表論の勉強の平均的な時間はそれぞれ500時間程度とのことです。

これをもとに何割くらいの時間で合格できれば自分は満足できるかという観点から考えました。

仮に半分の時間で合格というのであれば、圧倒的な成果とは言えないと思いますので、ある程度インパクトのある数値を目標にしたいと考え、1割~2割くらいがその落としどころではないかと考えました。

よって、100~200時間で合格できれば自分を満足させることができるのではないかと考えました。

目標の決定

ここでは上記の積み上げを中心に、人件費を考慮しつつ、最大でも上記インターネット事例の2割程度の勉強時間で合格を目指すということで200時間を目標に決定しました。

さすがに教材のように平均値の1~5%くらい水準を目標とすると(勉強時間(1科目5~25時間))何もできないと思いますので、妥当な水準かと思います。

この水準であれば、最小限の投資という目標にも反しないと思います。

当然2割の時間では網羅的な学習などできません。

クレアールさんの言葉で言う「非常識合格法」が必要になるでしょう。

初めから時間を区切るということで、大胆に勉強するところ、しないところを分けて割り切るという戦略をとります。

なお、結果として久しぶりに電卓をたたいたり、勢いに乗って総合問題を解くのは思いのほか楽しく、人件費うんぬんよりも、趣味としてコスト度外視でやってもよかった経験ではありました。

明日は勉強の方針を更新します。

次回

【独学】どのくらいの費用と勉強時間で税理士試験(簿記論・財務諸表論)に合格できるか挑戦した話⑤(学習方針1)
今回、次回で、どのような方針で学習を進めたか、チャレンジのキーとなる学習方針を記載します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました