【独学】どのくらいの費用と勉強時間で税理士試験(簿記論・財務諸表論)に合格できるか挑戦した話②(開始時点の会計レベル、課した制約)

勉強・スキルアップ

最小限の投資で税理士試験2科目の合格を目指したシリーズ第2回です。

前回はこちら

【独学】どのくらいの費用と勉強時間で税理士試験(簿記論・財務諸表論)に合格できるか挑戦した話①
最後に会計学の勉強をした不動産鑑定士試験以来約10年ぶりに税理士試験の勉強をしたら、どのくらいのお金と時間で税理士試験(簿記論・財務諸表論)に合格するかというチャレンジをしようと思いました。

今回は

  1. チャレンジ開始時のレベル
  2. 課した制約

をご紹介します。

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1,チャレンジ開始時のレベル

私は10年以上前となりますが、会計学の勉強は履修経験があり、初学者ではありません。

勉強していた当時であれば、税理士試験の受験資格を取得できる程度の能力は十分あったと考えています。

しかし上記のような定性的な情報ではどのくらいの能力があったかわかりにくいと思いますので、チャレンジ開始時のレベルは、学習前に過去問を解くことで測定しておきました。

具体的には、学習開始前の5月初めに令和2年度の税理士試験過去問を解き、その点数を下記の通り記録しています。

簿記論のレベル

  • 使用問題:令和2年試験過去問
  • 問題は国税庁、回答は大原HPよりダウンロード
  • 結果22点(大原公表のボーダーライン 63点)

財務諸表論のレベル

  • 使用問題:令和2年試験過去問
  • 問題は国税庁、回答は大原HPよりダウンロード
  • 結果31点(大原公表のボーダーライン 67点)

となります。

簿記論は41点分、財務諸表論は36点分を詰めるような勉強をする。

ということでこのチャレンジは始まりました。

上記結果を踏まえると、両科目で2~30点程度の得点が取れる実力の方であれば、この実験結果は一部参考になるところもあるのではないか。と考えています。

上記の点数が税理士受験生の中でどれくらいのレベル感なのかは、予備校等に通っていないため、全くわからないのですが、客観的な点数としてどのくらいのレベルの人間がこの取り組みを行ったかを知ることは、自分に適用できるかの目安となると思いますので、ご参考にしていただければ幸いです。

2.課した制約

本チャレンジでは、以下の4つの制約を課して合格を目指しました。

1日の勉強時間の制約

1日の勉強時間は、社会人が無理なく捻出できるであろう時間を設定するという趣旨から、1日最大2時間の制約を加えることとしました。

平日・休日にかかわらず、何曜日でも、祝日でも上限時間は2時間とし、その中でいかに成果を出すかという観点でカリキュラムを組みました。

総勉強時間の制約

別記事で記載しますが、総勉強時間の上限は200時間と設定しました。

よって、2時間×100日が本チャレンジの制約の大枠となります。

使用教材の制約

教材を新品で買わない

かねてより、資格予備校で毎年最新版の講座を申し込む必要はないのでは?と考えていたため、併せてこれも証明するため、教材はすべて過年度の古いものを使用することとしました。

テキスト、問題集の発行年は買ったものによってばらつきはありますが、~2018年受験用の教材をブックオフで購入し、使用しました。

なお、さすがに鑑定士テキスト以外は10年以上前の資料は使っていません。

会計処理をネットで調べる等、インターネット情報は大いに役立ちました。

予備校は利用しない

予備校には一切通わず、独学での勉強を行うこと。つまり、授業は受けない、模試等にも参加しない、答練などの申し込みもしないこととしました。

あくまで独学のみでチャレンジするということです。

但し、予備校がインターネットでだれでも見れるように公開している情報(最新年度の過去問解説など)は利用しました。

以上がチャレンジ開始時のレベルと今回のチャレンジでの制約になります。

次回は使用した教材と合格までにかかった費用をご紹介します。

【独学】どのくらいの費用と勉強時間で税理士試験(簿記論・財務諸表論)に合格できるか挑戦した話③(使用した教材、かかった費用)
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