本日は資格を取ってこんなはずでは・・・とならないために、本格的な資金・時間の投資前に行っておきたいこと、考えておきたいことをお話しします。
といいますのも、資格試験に合格したのち、その資格を生かしきれない、性に合わないということが往々にして起きることを見てきたからです。
私は運よく取得した資格が自分に向いていたため、長い期間この業界で活動できました。
一方、少なくない人が、同じ資格を取ったにもかかわらず、短期間で辞めていくということも目の当たりにしました。
受験勉強で興味を持てても、実際に仕事となると、向いていなかった、続けるのがつらい。となる方もやはりいるものです。
資格によっては、業務内容は好きだけれど、仕事の特性が向いていなかった(チームで行う仕事が基本でそれになじめなかった。等)ということもあります。
ですので、このページをご覧になられた方には以下の2点をお勧めいたします。
1.インターンやアシスタントとして対象資格の業界に一度就職する
これは単純です。社会人から目指す方や、失業して専業で目指す方は、資格を取ってから就職ではなく、一度期間限定でも仮でもいいのでその業界に就職してしまうことです。
たとえ給料が安かったとしても、その後の何百時間、何千時間という勉強時間や数十万円の予備校費用を無駄にしないためにも、その業界が向いているかをしっかり調べるのは重要なことです。
おおよそ半年も在籍すれば、向き不向きくらいはわかります。(本当に向いていなければ3か月もしないうちに気づくと思います。)
リスクをとって専業で受験するという方は是非この選択肢を検討してください。
専業で勉強し、資格取得後にその業界に入り、向いていなかったでは損失が大きすぎます。
なお、士業事務所であれば、ほかの士業とのかかわりもあるので、その仕事が向いていなくても、ほかの資格に興味を持つきっかけになるかもしれません。
2.業界の先輩に自分の苦手なことを話して、仕事上ネックになるかどうか相談に乗ってもらう(複数人)
上記ができない方は、業界にすでに就職している人に、話を聞いてみるというのもよいでしょう。
その時、自分はこういうことが苦手、こういうことは嫌いということを伝えて、その場合どんな懸念点があるかを教えてもらうのがいいと思います。
業界で働いている方に苦手な部分をぶつけると、うちの業界はこういうことがあるよとか、こういう手続きではこういう仕事が多いけど大丈夫?とか、その部分の業務時間は何%くらいだよとか、実態に合った話が聞けると思います。
その話を聞いたうえで、そのくらいだったら大丈夫かな、何%くらいなら耐えられるかな等検討した上、納得して資格試験に臨みましょう。
簡単に軽減できるならそのリスクは極力減らすべきです。
最近では多くの士業の方がTwitterをやっていますので、相談もしやすいでしょう。
是非やってみてください。
以上いかがでしたでしょうか。
せっかく多大な時間と労力をかけて受験するので、あとからこんなはずでは・・・とならないために、ぜひリスクを軽減してください。
趣味での受験なら何でもいいですが、人生をよくするための投資・努力をするのであれば、下準備はしっかりやりましょう。
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