最小限の投資で税理士試験2科目の合格を目指したシリーズ第9回です。
前回はこちら
8.月別スケジュール
前回の続き、後編です。
7月(47時間)
簿記論
個別問題集(2時間)
解答のみ再読し、基礎論点の知識ベースを固めました。
総合問題集(5時間)
6月に不安が残った個所を解きなおして復習しています。
過去問(20時間)
総合問題の部分のみを1日1.5時間+答え合わせ復習で30分という形で行いました。
1周目はどの年度の過去問も合格水準には到達できず、明らかに財務諸表論よりも難しい印象でした。
よって、これを2週実施しています。
2周でもギリギリボーダーに行くか行かないかくらいのレベルでした。
そして、そのなかで、問題は解けていても、集計をミスしているということが結構あったため、2週目は集計に特に重点を置いて練習を実施しました。
なお、簿記論の過去問については、問1,問2は毎年全く傾向が異なり、解いても当年度の試験になんの影響もないと判断しそもそも解いていません。
解答の熟読のみ7月に実施し、テキストと照らし合わせて、解けない水準の問題ではないことを確認しました。
簿記論・財務諸表論共通
テキスト再読(10時間)
これまでの基本問題・総合問題・過去問を実施した中で、改めて読むべきポイントのみ抽出し、再読しました。
主に、簿記論で解けなかった問題、財務諸表論で覚えた方がよい部分を再読しています。
直前予想問題集(10時間)
中古品なので直前予想の意味はなしていないわけですが、全く見たことがない問題を解いておきたいということで、直前予想問題集を実施しています。
(確実2時間実施、答え合わせと復習は翌日)
簿記論・財務諸表論ともに2題づつ解き、ボーダーライン前後の得点であることが確認できました。
この時点で7月末日です。
7月末日時点では、合格ボーダー上に並べる水準ではあるものの、確実といえるかどうかは微妙な状態であったと思われます。
8月(20時間)
苦手論点つぶしと最新情報収集(10時間)
これまでの学習で身につききれていないと思った部分、なんとなくで突き進んだ部分、例えば
- 外貨建て満期有価証券の償却原価法
- 外貨換算の原則処理・例外処理
- キャッシュフロー計算書の作成手順
- 分配可能額計算
等をテキストではなくネットの情報や公表資料で補完しました。
また、収益認識基準の適用初年度ということで、出題も考えられたことから、収益認識基準の基本的な処理方法も会計事務所HP等で確認しました。
直前予想問題集(10時間)
残っていた直前予想問題集2問づつを実施しています。
なお、試験前日だけは1日2時間の縛りを外し、
10時から12時で簿記論、13時から15時まで財務諸表論、16時から17時で解答・採点
という5時間の勉強を行っています。
以上が月別の学習となります。
試験直前の印象としては、財務諸表論はもともとの不動産鑑定士試験時代の論証経験もあり、不安はありませんでした。
一方、この勉強量では当然かと思いますが、簿記論に関しては必ず合格できるという自信があるとまでは正直言えない状況ではありました。(7割くらい合格、3割くらいは落ちるのではないかという確度でした。)
次回
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