【寄稿】気象予報士試験 合格体験記 働きながら合格した勉強時間と月別スケジュール

本稿は筆者Bearringの寄稿になります。

留意事項等は下記リンクページをご参照ください。

気象予報士試験実技試験過去問解説(第52回実技1以降)まとめページ
気象予報士試験実技試験の解説をまとめています。

本稿では、予備知識0の状態からの勉強時間及び実施内容を記載します。

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背景・知識前提

・大学経済学部卒業の文系

・高校数学は数学Ⅱ・Bまで履修(三角関数、微分・積分、ベクトルの基礎は高校時で履修)

・高校理科の選択は化学・生物(物理、地学未履修)

決して高度な数学等のバックグラウンドはありませんが、ベクトルって何?というレベルではありませんでした。

(とはいえもう30年近く前の話ですが・・・)

スケジュール

4月下旬~学習開始

この期間は何を勉強するかを調査していました。

具体的には、本ページに記載しているスケジュールをたて、下記にリンクを貼ってありますが、必要な教材をリストアップしていく作業などを実施していました。

5月~input期間(テキスト理解)

下記テキストの通読を行いました。下記の1,2周は5月にまとめて行っています。

この一月半ほどで気象学の全体像の理解(一般知識、専門知識)、実技試験の概要をつかむような学習となりました。

5月まではアウトプットはせず、ひたすらインプット期間でした。

一般気象学については、一部数式が込み入っている部分(温度減率や式の中に積分や三角関数が入っているもの)は深入りせず、概要をさらっと理解するにとどまる程度の理解度です。

6月~output(一般・専門過去問・実技過去問1周目)

一般知識、専門知識はめざてんサイトにある過去問の解説を使用して理解を深めました。

スマホでHPを訪問し、問題を見て正誤判断⇒解説を確認という流れで、紙を使わず、通勤中等の時間を利用して学習を勧めました。

実技試験の過去問1周目はそもそもの解き方の理解が甘く、テキスト付属の7問は最初30点程度しか取れない状態でした。

その後テキストの解説で理解を深め、1周目は最も高い回で40点という成果となりました。

7月~output(実技過去問2週目)

6月時点で、一般・専門は10点から11点が取れるレベルであることは分かったため、これ以上の勉強は不要と判断しました。

一応8月に10時間ほど時間をとって、直前期の詰め込みと確認の意味合いで一般・専門共にテキストを再読しています。

7月は主に実技試験の過去問周回2週目~3週目の実施期間です。

2週目はおおむね50-60点の得点で、簡単な回は75点くらいとれるような精度でした。

基本的には本番同様のセットアップで実施⇒テキストorめざてんサイトの解説を確認、解説に納得がいかない場合は、下記の副読本や、テキストを参照して納得するという形で学習を進めました。

8月~output(実技過去問3週目)受験

主に実技試験過去問3週目と最後の模擬本番としての55回試験、56回試験の実施となります。

実技試験過去問3週目は難しい回は62点というものがありましたが、おおむね68-88点くらい取れるレベルとなっていました。

模擬試験として実施した

55回試験は

  • 一般:11点
  • 専門:12点
  • 実技1:76点
  • 実技2:77点

56回試験は

  • 一般:13点
  • 専門:12点
  • 実技1:77点
  • 実技2:72点

という形であり、おおむね合格レベルにはあるのではないかという形で本番に臨みました。

実施内容

【一般】

テキスト通読

1周目24時間

2週目12時間

一般気象学通読12時間

過去問解説10回分×30分×2周=10時間(めざてんサイトを利用)

input合計58時間

過去問演習2回×1.5時間=3時間

合計61時間

使用テキスト

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【専門】

テキスト通読

1周目24時間

2週目12時間

気象庁HP6 時間×2周=12時間

過去問解説10回分×30分×2周=10時間(めざてんサイトを利用)

input合計58時間

過去問演習2回×1.5時間=3時間

合計61時間

使用テキスト


【実技】

テキストは3周通読

1周目20時間

2週目12時間

3週目6時間

テキスト掲載の過去問1周目の実施 10時間

input合計 48時間

過去問は過去10回分+書籍についてきた7回分の計17回分

2時間(復習込み)×合計51回(3周)=102時間

実技合計勉強時間=150時間

使用テキスト


今から勉強を始められる方は、こちらの方がいいです。


上記テキストは古く、最新版が出ていません。こちらは新しく、解説もわかりやすいです(密度は薄いものの、合格レベルに達するのに支障はありません。)

【その他副読本】

百万人の天気教室

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20時間

⇒温帯低気圧の構造や、季節の天気図の特徴を中心に理解

お天気の科学


12時間

⇒主に温帯低気圧の構造を中心に理解

気象学のキホンがよーくわかる本

15時間


⇒一般知識の数式等を簡単に理解するために使用

Youtubeチャンネル

気象専門ストリーム(予報官作成短期予報解説資料解説動画)

10時間

⇒実技試験の考え方を学ぶために使用

合計57時間

【直前期】

第55回、第56回過去問実施(上記実技とは別に)

その他最終仕上げのテキスト確認10時間

合計20時間

【総勉強時間】

349時間

(1日平均2~3時間)

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