こんにちはBearringです。
気象予報士試験解説ページのアクセスが増えているとのご連絡をいただき、久しぶりに寄稿いたしました。
今回は気象予報士試験の合格レベルの知識量を持ちながら、試験合格ができない人向けです。
この試験は文字数が限定されている一部論文式ですので、「出題者が求めること」を的確に記載する必要があります。
したがって回答を記載する際に意識するポイントを3つ解説します。
もし、知識レベルは十分なのに、このポイントが意識できていなかった、実践できていなかった方であれば、次回試験では合格にかなり近づくと思います。
なお、気象予報士試験に関する記事はこちらもご参照ください。
資料から読み取れないものは書かない
当たり前ではありますが、試験はほかの人と比べて評価がされるものです。
出題者は作題時に望んだ答えがあり、それを答えてほしいのです。模範解答がある以上、そこから外れる答えは、本当はどれだけ正しいとしても、仮に受験者側が出題者よりも知識があったとしても、正解にはなりません。
出題者としては模範解答と意図が異なる解答を正解にはできないですし、模範解答は問題文から合理的に説明できなければならないためです。
したがって、いくらほかの背景知識等をつかってよい答えを書いたとしても、それは正解にはなりません。
問題文、そして添付の天気図から確実に言えることのみを記載する必要があります。
本当はこうだろうけど、これは天気図から読み取れる内容ではないという回答であれば、それは書くべきではありません。
文字数が限られたこの試験では、そういったプラスアルファ分の解答をする隙間などないと思ってください。
方位の読み取り、距離の読み取りに時間をかけすぎない
方位についてはそもそも天気図は32方位で書かれており、回答は16方位で答えることになりますから、例えば西なのか西北西なのか微妙なものについては、両方とも正解になる可能性が高いと思われます。
このようなところでどちらなのかを迷って時間を浪費しないでください。
気象予報士試験はかなり時間はタイトなはずです。そこの精緻さは合格に必要ありません。
距離についても、比例計算で正確な距離を出す必要もないと思っております。
私は定規どころか、10度の経線の幅を計算用紙に書いて、図りたい距離はその幅の何割くらいまで来ているかという概算レベルのことしかしていませんでした。
もちろん不安な方もいると思いますが、時間が足りないという方は概算で先に進んでしまって、全部解き終わった後で時間が余れば最後に計算をする。くらいの方がよいと思います。
典型的な言い回しボキャブラリーを身に着ける
過去問を調査すると、模範解答は決まった言い回しが多く使われています。
これらの表現を多く身に着けることで、受け入れられやすい解答が、短時間でできるようになるため、知識として定着させていくことが重要です。
こちらに頻出ワードをまとめていますので、ご参考になれば幸いです。
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