カシオの電卓を使っている人にとって一番の問題は適切なテンキーがほぼないことだと思います。
カシオ配列のキーの並びに慣れていると、ほとんどのテンキーは配列が違う(0の位置が違う、2の下に「.」がない等)ので、生産性が圧倒的にダウンしている人も多いかと思います。
今回、カシオ配列のテンキーを見つけ、購入し、使ってみたので感想をレビューします。
商品名
CASIO MZ-20
リンク
今現在購入できるカシオ配列のテンキーはいろいろ探索しましたが、どうやらこれしかないようです。
以前はこれのワイヤレスバージョンもあったようですが、残念ながら今購入することはできません。中古では売っていますが、入力とPC画面への転送にタイムラグがあるとのことですので、お勧めしません。
なお、私は通常時はカシオの経理実務電卓(1万円くらいの)を使っていますので、これと比較しての使いごごちを記載します。
↓これです。使い心地はほんとに最高です。
レビュー
キーの押しごごち
キーはやや硬めの押し心地です。
特に違和感があるレベルではありませんが、経理実務電卓のようなソフトで、連続してタタンと押すことに慣れていると、やや硬く感じると思います。
キーの押し込み、戻りともにやや硬めの印象です。
とはいえ、実務上は全く問題ないでしょう。
地積やレントロールの転記レベルであれば不自由さは感じません。
キーの質感
使用されているプラスチックがややチープな感じがします。
滑らかなプラスチックではなく、ややざらつきがあります。また、キーの印刷はずっと使っていると剥げそうな感じがします。
5の位置の確認
経理実務電卓では、5の位置に突起がありますが、こちらは5のキーの大部分が少し盛り上がっている感じです。
正直、これが一番の違和感で、5の位置が電卓を触ってもわかりません。
私にとってはこれがつらいため、キーの5の上に瞬間接着剤を塗り、突起を作りました。
これは意外に良好です。
本体傾斜
本体の傾斜角度が経理実務電卓よりもやや急です。
これもこのままだと違和感があったので、下に耐震パッドをひきました。
傾斜が同じになると驚くほど使いやすく、上記の5の位置の工夫と合わせて、2つの電卓を併用してもそんなに違和感を感じないレベルです。
まとめ
実際に経理実務電卓と比べると、値段も半額以下のため、安っぽさや本体の作りの雑さはやや感じてしまうところです。
しかし、経理実務電卓を買わずにこれを買った場合は、特段の違和感を感じずに、これを平常時の電卓にできるくらいの良いものだと思います。
正直安価だったためなめていましたが、モノとしてはお勧めできます。
実務でもかなり使える有用なツールでしょう。
とはいえ、これから電卓を買う人には、テンキーと同じ配列のものを買うようお勧めしたいところではあります。(むしろテンキーありきで電卓を選ぶくらいで)
実務では必ずパソコンを使いますし、テンキーの重要性はかなり高いです。
テンキー選びで苦労してしまうよりも、テンキーベースで電卓を考えた方がよい気がします。
カシオ配列以外のテンキーは品ぞろえが充実していますし、カシオでも配列がテンキーに似ている電卓もあります。
こういうものを探してみるのも手ではないでしょうか。
今回はカシオの電卓を購入して乗り換えできない人のために、唯一のカシオ配列テンキーである上記商品の有用性をご紹介いたしました。
(ちなみに、中に入っている説明書にWindows98と書かれていたり、消費税率5%と書かれていたり、この商品が全然リニューアルされていないことがうかがわれます(笑))
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