最小限の投資で税理士試験2科目の合格を目指したシリーズ第11回です。
合格までの軌跡はこれが最終回です。
前回はこちら
10.まとめ
いかがでしたでしょうか。
この取り組みは先に記載した通り、ある程度当日の運に助けられて成功したかもしれません。
一方で過剰に勉強しても当日の運で不合格となってしまった人もいるかと思います。
資格試験はどうしても運の要素もあると私は考えています。
完璧に仕上げられる人は誰一人いないですし、当日の問題との相性はやはりどうしても避けられません。
当日の体調にも少なからず左右されるでしょう。
それを踏まえても、最小の投資で合格を目指すスタイルは、運によって失うものを最小限にし、得られるものを最大限にします。
ある種、レバレッジが効いた方法といえるでしょう。
本稿は、
- 理想論等は関係なく、ストイックに必要なことだけやる
- 大胆に必要ないところ・効率の悪いところは切り捨てる
ということで、なかなかなじみのない観点だったかもしれません。
また、不合格でも人生に大きなインパクトのない人でないと実践は難しいと思います。
ここまで読んでいただいた方はすでに察していると思いますが、この方法は100%間違いなく合格したい人向けではありません。
一方で、例えば
- 大学生が1日2時間だけ頑張って合格を目指す。
- 今は会社になんの不満もないサラリーマンが、1日2時間だけ頑張って選択肢を広げる努力をしてみる。
というような使い方だと、参考にしていただけるのではないかと思います。
税理士業界に限りませんが、士業に身を置く立場としては、幅広い・優秀な方が、色々なバックグラウンドを持つ方が、業界に入ってきていただけることが、今後の業界の発展につながるものと考えております。
是非ともこれをきっかけに、ちょっとやってみようかな。くらいの気持ちでスタートしていただけましたら幸いです。
(不動産鑑定士試験もよろしくお願いします!!)
追伸
気になるところがありましたらご連絡いただければ内容により記事に追記いたしますのでご連絡ください。
また、無償ではありませんが、個別のご相談も可能です。(税理士試験・不動産鑑定士試験双方)
ご質問・ご感想等ありましたらコメントいただけましたら幸いです。
今回の取り組みは金銭的には安く上がりましたが、競争試験である税理士試験では、自分がどのくらいの位置づけにいるのかを理解することも重要かと思います。
私は、過去問のボーダーラインをクリアできる能力になれば合格レベルと考えて特に模試等には参加しませんでしたが、不動産鑑定士試験時代を考えてみると、自分の位置づけがわかることで安心感を得ることができるというのも否定はできません。
この辺りはコストとメリットの兼ね合いかとも思います。 皆様のご参考事例の一つとなれば幸いです。
今後は税理士試験で役に立つコツや勉強法も引き続き不定期で書いていく予定です。
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