今回から各教養科目、鑑定理論、行政法規の試験勉強で実際にやったことを勉強のコツ等ではなく実例を記載します。
この記事で伝えたいことは一つです。
「必要以上に手を広げなくても不動産鑑定士試験には合格する」ということです。
具体的には、色々な教材を買ったりしなくても、TACの基礎講座だけで十分合格できるということ、
そして、あれもこれもと手を伸ばしたくなる不安を抑えられれば幸いです。
経済学
経済学についての実施事項は以下の通りです。
- TACのDVDの消化(1周)
- TACテキストの消化(4週の通読)
- TAC問題集の練習(1周~問題によっては2周)
- TAC答練・模試の実施(2周)
- 「新経済学入門塾」(ところどころ辞書的に使用)
基本的には
TACのスケジュール通りにDVDを消化し、
テキストの通読を行い、
合わせて問題集を実施し、
答練や模試は教室で参加する
というTACが指導していることをしています。
勉強における工夫としては、
- DVDの視聴前に該当箇所のテキストを1回通読する(予習)
- DVDの視聴後に該当箇所のテキストを1回通読する(復習)
- 上記通読後に該当箇所の問題集を解く
(答案構成とグラフの作図を実施)
というルーティンを、講座DVDが視聴し終わるまで続けました。
上記終了後、(問題集も1周すべて解き終えた後)、改めて3週目のテキスト通読を行い、問題集で躓いた部分に印をつけました。(12月から2月)
4週目は直前答練が始まる直前の時期に、上記印をつけた部分を精読する形で行いました。
また、併せて当該内容の問題集を解きなおしています。(一部2周解いたというのはこういうことです。)
その後、直前答練等の答練や模試は教室で受け、解説を聞いた後、1週間後に改めて解きなおすということを行っています。
直前答練と模試は本試験の予想の意味合いもあるため、試験直前(2週間前くらい)に改めて見返しています。(通読)
なお、基本的には問題を解いたという部分は紙に書いているのは「答案骨子」と「グラフ」のみで、それ以外の日本語は書いていません。(時間がかかり、体力も使うので)
経済学においては、下記の点に気を付けることが学習上のポイントと思います。
グラフ上の動き、グラフのシフト
軸にある変数が動くのか(グラフ上の動き)、そうではないのか(グラフそのもののシフト)
変数が動くとグラフの形が変わるのか
微分の理解
1階条件・2階条件の統一的な理解
(最小・最大、極大・極小)
一般的な高校数学(数学Ⅱ)程度の微分の理解があれば十分です。
微分:グラフの傾きを求めること⇒傾きが0ということは最大値または最小値をとるということ
くらいの認識で不動産鑑定士レベルの経済学であれば十分です。
連立方程式の意味するところ
連立方程式の解とは2つの制約条件の両方を満たす点を選ぶということ
を理解していれば大丈夫です。
需要の条件、供給の条件、両方を満たす点が経済が均衡する点であり、これを考えるのがマクロ経済学です。
グラフの形の理解(イメージで)
グラフの形は目で覚えるよりも意味合いを理解することが覚えるコツです。
需要曲線であれば、
自分が同じ商品をたくさん買うことを考える
最初の一個はうれしいけど、二個・三個と買っていくと追加一個当たりの満足度合いは減っていく、
だから個数が増えるに従い、追加で払いたいと思う価格は減っていく(需要曲線が右下がりになる)
ということを理解する。
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